2003年度 南アルプス夏合宿 活動記録

古いデータのため、一部文章が破損してしまっています。

合宿概要

期間:   2003年7月30日(水) 〜 2003年8月7日(木)
参加人数:   12人
地域:   南アルプス南部 聖岳・赤石岳・荒川三山

南アルプス南部について

聖岳
3013 m
静岡県と長野県の境に位置し、南アルプスの3000 m 峰の中で最も南に位置す 峰。 南側に位置するため、夏でも割と暖かく、森林限界はかなり高い。 中腹まで深い原生林に覆われ、高山植物にも恵まれている。
赤石岳
3120 m
静岡県と長野県の境に位置する南アルプス南部の雄峰で、赤石山脈の名のもとになった山。山頂には桔梗科の花がひっそりと咲いており、近辺には雷鳥など珍しい動物も見られる。 南アルプスでは第4位の高峰。
荒川三山
3141 m
赤石山脈の中央に位置し、塩見岳と赤石岳の中間にある高峰群。西から順に前岳・中岳・東岳と連なってお り、総称して荒川三山と呼ばれる。前岳の少し は斜面 にお花畑があり、色とりどりの可憐な花が咲いている。 三山の主峰は東岳で、別名 悪沢岳とも呼ばれる。 悪沢岳からその 千枚岳にかけても高山植物が豊富で、余り見かけない珍しいものも見られる。 悪沢岳は南アルプスでは第3位の高峰。


南アルプス 南部 景観 (赤石岳から荒川三山方向を望む)

拡大表示可
夏合宿概念図

7月30日 (水)(車中泊)

部室に集合し、出発に備えます。これから長期合宿が始まるので、みんな少し緊張した感じでしたが、それでもこれからどんな感動が得られるのか、とても楽しみにしているようでした。今 列車に乗って静岡へ向かいます。


7月31日 (木)(静岡 〜 出会所小屋)

深夜 時半、静岡に到着。バス停に移動し、早朝発のバスを待ちます。
長時間バスに揺ら やっとのことで登山口に到着。これから1週間の長い山行です。今 予 の出会所小屋までで、山行時間40分程度です。(200 m の登り)
出会所小屋は荒廃しており、宿泊できたものの予定としていくにはふさわしくありません。


聖沢登山口にて


南アルプスの天然水

8月1日 (金)(出会所小屋 〜 聖平小屋)

これから本格的な登りに入ります。登山口からずっと深い樹林帯で、聖沢吊橋を渡 、 に700 m も登 登に入ります。30kg近く背負っているにもかかわらず、メンバーは必死になって登ったので、700 m 登るのにかかった時間は2時間半程度で、驚くほど早かった。途中から聖岳の雄姿・聖沢上流の清流を間近で望め うになってく 、こ での疲 吹き飛んでしまいました。みんな、あと少しだぞ !


急登中の休憩 みんな 登ってい のの、ぐったりしているようです。


聖岳方面


清らかな流 聖沢上流


聖平小屋に到着 今 900 m の登りでした。

8月2日 (土)(聖平小屋 〜 小兎岳北鞍部)

普通の山ならば1100 m も登れば、大抵頂上が見えてきているのであるが、聖岳は甘くない。聖なる山ゆえ、生半可な登山者は受けつけない。ここからさらに800 m を登り、やっとのことで山頂であった。 気合いを入れ直し、出発 ! 険しい道をごりごり行き、800 m の急登をぐんぐん登っていく。山頂に着くと、百名山の "聖岳" を制覇した既績に浮き足立つメンバーの姿が。それもそのはず。ここまで1900 m 以上も登ってきたのだ。その既績はひとしおだ 。山頂でゆったりと過ごし、再び荷を背負う。ここから兎岳を越え、赤石岳へと向かうのだ。
兎岳では屈強な男達 (?) からは想像もつかない、彼らの真の姿が垣間見えた。 歩き、疲れ果ててきた所で す


中間地点にあ 聖岳。 ここからですら、聖岳の山頂は望むことができない。ここからさらに急登が続く...


途中、 かに咲いていた桔梗科の高山植物。可憐に咲いていた。

険しい道・急登などは物ともせず、ごりごり行くメンバー達


百名山 聖なる山 "聖岳"


可愛らしい素振りを見せ 男達

8月3日 (日) (小兎岳北鞍部 〜 百間洞山の家)

今 目標地点は百間洞山の家で、近いため、前日の就寝時間を遅らせ、起床時間を遅くすることにした。星空観察・御来光と考えてのことであったが、言い出した本人もそんなことは気にせず (?)、シュラフの中で寝続け 末であった。(実際には起きていたが、寒っと思った瞬間に寝ることにしたらしい。ってこれを書いている本人ですが...) 吹き曝しの 地は、テントの外に出ると凍えるほど寒かった。今 ゆっく 動しようということで、出発も遅らせ ゆっくりめに歩いていたにもかかわらず、ぐんぐん行程を消化していく。途中、ワンゲル 名山といえ "中盛丸山" から見える景色は素晴らしかった。なぜワンゲル 名山かといえば、ここからは聖岳・赤石岳・荒旋�・富士山など、日本屈指の山が できたのだ。時間もたっぷりあるということで、山頂でゆったり過ごす。景色に満足したので、間近に見え 大沢岳へは行かないことにした。午前10時頃には山の家に到着。 をしたり、紅茶を嗜んだりして過ごす。今 ここに泊ま 。


兎岳の雄姿 名前とは裏腹に険しい山でした。


小兎岳北鞍部 吹き荒ぶ風が身に凍み


ワンゲル 名山 "中盛丸山"


立派で綺麗な山の家 東海フォレストグループが管理しているだけあって、設備も充分で快適

8月4日 (月) (休養日)

山の家から近くの 地へと移動。今 何もしない日なので、 地でゆったりしたり、景色を見にぶらりと散歩に出かけたりします。そして、いつもは摂らない を笹占ます。メニューはクリームスパゲッティー ! 麺やスープが重かった。だけど、おいしいものを食べら 、そ 良かったと思え その他にもおやつを食べ、今 食べてゆったりしてのいい した。


地でゲームをするメンバー (何と、山に○雀を持ってきていた !)


散歩に出かけるメンバー達 やっぱり景色を見るのがいいよな。背後は聖岳


快晴の大沢岳

8月5日 (火)(百間洞山の家 地 〜 荒川小屋)

さて、合宿もいよいよ後半に突入。これから百名山 "赤石岳" を越えるのだ。ここからは、また 600 m の登りにはいった。しかし、休養日が過ぎ 、荷物も格段に軽くなっていたので、メンバーの足取りは軽い。しかも、こ つ目の百名山を登 いうことで、気が 朝 向かってメンバーはぐんぐん歩を進めていく。赤石岳の山頂まで4時間程度で登 山頂からは360度の大パノラマが望めた。周囲を遮る物は何もなく、ただ、広大な景色が広が 天気は快晴で、心が晴 した。山頂では2時間ほどまったりす 、それでもまだ午前11時。少し名残惜しい気もしたが、赤石岳をあとにす もう、合宿の半分が終わったのだ。ここから荒川小屋までは少し寂しい思いをしながら に下 道の両側には素晴らしい景色が広が 線歩き。途中、天然記念物、雷鳥にお目にかかった。こんな辺境の地 (?) にひっそりと暮らしてい 。頑張 。
荒川小屋に着いてテントを張ると、雨が降り出した。こりゃぁ、 来 。そう思ってい 、 始め テントが雨で浸水したため、 小屋の方へ避難することに。しばらくして戻ると、テント内には水溜まりができており、寝るにはちょっときつい状態だった。気にしても仕方がないので、そのまま寝ることにした。明日はいよいよ、3つ目の百名山 "悪沢岳" へ行くことを思いつつ...。



これまでに越えてきた山々 "聖岳"、"中盛丸山"


朝日に向かって進むメンバー達 背後は"赤石岳"


赤石岳直前の岩場にて


赤石岳山頂にて


赤石岳から荒川小屋に向かう稜線


天然記念物 雷鳥


小赤石岳から赤石岳方面を望む

8月6日 (水)(荒川小屋 〜 千枚小屋)

とうとう、3つ目の百名山 "悪沢岳" を制覇する時がやってきた。百名山は今日で最後ということで、改めて気合いを入れ直し、頑張って歩く。荒川前岳の西側は大崩壊地になっており、山頂から少し離れた所からは遙か下まで急斜面が続いてい ヒヤリ。前岳は眺望がとても良く、 は富士山、北には遠く塩見岳・農鳥岳・間の岳・北岳・仙丈岳・甲斐駒岳・鳳凰三山など、南アルプス有数の山々が見られた。西には中央山脈が広が
荒旋欅岳から中岳まではすぐのとこ あっという間に荒川三山のうち2つを制覇。残 巨大な山 " " のみとなった。 の西鞍部は急な岩 なってい で、改めて丁盲を喚起す そして、今 8/6。広島に原爆が李脆さ いう事で、冥福を祈って黙祷を捧げ 山頂にたどり着く前、雲行きが怪しくなってきたので、 に登 山行時間1時間30分のとこ か30分程度で登りきってしまった。メンバーはヘ 層 惜なりながらも、悪沢岳山頂に到達。山頂に着いたときの既績は、言葉では表せないほど大きなものであった。後ろを振り返ると、聖岳・兎岳・中盛丸山・赤石岳・荒旋�など、南アルプスの峻峰が見渡せ、これまで歩いてきた既績を噛みしめた。 百名山3つを制覇した既績を胸に、悪沢岳をあとにす
千枚岳へと向かっている途中、道端にはこれまで見たことがない珍しい高山植物が見られた。白・黄色・青・紫・ピンク色など、様々な色の花が咲いていた。千枚岳にく もうあとは下山するだけ。これまで上 りを激しく繰り返してきたが、とうとう下りだけとなったのだ。夏合宿も明日で終わってしまうと思うと、ここまで歩いてきて良かったという思いと、なんだか名残惜しいような想いで一杯になった。



赤石岳の雄姿


荒旋欅岳のお花畑


荒旋欅岳にて


荒旋煕岳にて


3つ目の百名山 "悪沢岳"


千枚岳


千枚岳西鞍部に咲いていた高山植物


千枚岳西鞍部に咲いていた高山植物


千枚岳西鞍部に咲いていた高山植物

8月7日 (木)(千枚小屋 〜 椹島 〜 静岡)

合宿最後の 名残惜しさと、これで合宿が終わるという複雑な想いを抱えて、椹島に向かう。千枚小屋から椹島まではなだらかな樹林帯の下りで、道も広いため、とても歩きやすかった。みんな速いペースで進み、5時間ほどで椹島ロッジに到着した。ロッジに到着すると、今まで本当に山へ行っていたのかという気さえして妙な気持ちであったが、それでもこれまで広大な山域を歩ききったのだという充実感でとても満足していた。椹島発のバスに乗り、入山口の前を通り過ぎ き、 間前の自分たちの姿が思い浮かび、妙な気分だった。その後バスの中では、メンバーは山行の疲れ 熟睡していた。夕方、静岡に到着し、温泉に入ったあと打ち上げをす 打ち上げの場所を探すのに静岡の街を徘徊してまわり、やっとのことでできる店を見つけた。串家では、 間ぶりに新鮮な食物を食べられるということで、メンバーはがつがつ食べまく 腹が一杯になった所で、静岡駅へ向かう。今夜はここでステーション。
長 行、おまけに重い荷物で長時間歩き回ったなぁ。お疲れ様。今夜はゆっくり休もう。


千枚小屋から見えた の名 富士山


夏合宿 終了 ! みんなお疲れ様。


静岡駅にて 腹一杯に食べ、ゆっくり休もう。

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