2003年度 北海道夏合宿 活動記録

合宿概要


    期間:   2003年7月30日 〜 2003年8月7日
    参加人数: 13人
    地域:   北海道大雪山系

北海道大雪山系とは

 大雪山とは、最高峰の旭岳(2290m)をはじめとする2000m級の峰々からなる巨大な山々の総称で、 特定のピークの名前ではありません。 南に十勝岳連峰、東に東大雪連峰を従え、北海道の中央にどっしりと構えています。 これらの山々を含む大雪山国立公園は23万haという日本最大の面積を持ちます。大雪山の気候は本州の3000m級の山岳に匹敵し、 氷河期の生き残りであるナキウサギ・ウスバキ蝶などの生物群や、週氷河作用の証拠となる永久凍土・構造土などを観察できます。


大雪山系景観

7月30日(水)

 1日目。13:00に部室集合。OBの方達の差し入れをたくさんいただき、いよいよ出発。でも差し入れのスイカが重なり、5個ものスイカを持って行くことに。
 電車の中で、私達と同じく大雪山系に行く甲南大学ワンゲルのパーティーに出会った。東舞鶴からは徒歩で舞鶴港まで行く予定だったが、主将と話していた地元のおじさんがワゴンを出し、メンバー全員を港まで往復して運んで下さった。本当にありがたかった。お礼にスイカを一つあげた。
 23:30フェリーが出港。フェリーは意外に快適で、お風呂もあれば、映画館・トレーニング機器・雀荘・コインランドリーなど様々な設備があった。

7月31日(木)

 2日目。今日は丸一日フェリーにて過ごす。各人それぞれに、麻雀・読書・映画鑑賞をしたりして過ごした。小一時間ほど、これからの山行に向けて勉強会を行った(熊・エキノコクス対策、雪渓の歩き方)。

8月1日(金)

 3日目。早朝4:00に小樽港到着。差し入れのスイカを山に持って行くわけにはいかないので、朝日を見ながらみんなで食べた。小樽港を7:00に出発、貸し切りバスでトムラウシの登山口に向かった。貸し切りバスの場合、フロントガラスの端に「〜御一行様」というような紙が貼られるが、バス会社は「ワンゲル」という言葉を知らず「ワンダーソーゲル様」という謎の紙が貼られてしまった。降り際に運転手さんに「ワンダーソーゲルって何?」と聞かれて、返答に困った。ワンダーソーゲルなんて誰も知らないよ・・・
 今日は登山口でサイト。夕飯は「酸辣湯(サン・ラー・タン)」という少し辛めの中華料理で、とてもおいしかった。

8月2日(土)

 4日目。ようやく今日から山行がスタート。登山口からトムラウシまで一気に1000メートル以上アップした。天気はあまりよくなかったが、雨もあまり降らず順調に進んだ。
 トムラウシをピストンして、トムラウシ南でサイト。夕飯は炊き込みご飯とコーンスープであったが、筆者は火を早く弱め過ぎてしまい「生米かつかなりのコゲ」というひどい夕飯になってしまった(2つのテントで作り、もう一方のテントはかなりおいしく炊けたらしい)。普段わりと無口なNさんが「うむ・・、これはマズイ」と思わず唸る程であった。反省。
 就寝時に私達のザックの中身を狙って、痩せてギスギスしたキツネが現れた。靴や食材はすべてテント内に入れることになっていたので、何も被害はなかったが、本当に餌を求めてキツネが現れるんだなあと実感した。


これが現れたキツネです

8月3日(日)

 5日目。今日は朝から雨だった。筆者はコースリーダーになってしまい、岩ごろの道を目印の赤いペンキを探しながら進んだ。雨は強くなる一方で、ガスも濃くなり、初めてコースリーダーをした筆者は、セカンドで相棒のF君にあれこれ指示されながら進んでいった。やっと岩ごろの道を抜けたと思うと、今度はハイマツ帯が続き、びしょ濡れになりながらくぐり抜けて行った。この頃には、すでにみんな無言になっていた。一昨年も北海道に行っている3年生は大雪山の雨の多さを体験しているので別段驚いた様子もなかったが、こんなにも雨に降られたのが初めてだった1,2年生は、かなりゲンナリしてしまった。
 14:00過ぎにようやくサイト地に到着。サイトは忠別岳避難小屋横の平地でテント泊の予定であったが、小屋にスペースがあったので小屋泊となった。

8月4日(月)

 6日目。今日も朝から天気が悪く、予定変更で休養日となった。嫌な雰囲気が流れかけたが、天気もしばらくすると良くなり、カッパや靴、それにテントも乾かすことができ、絶好の休養日となった。


避難小屋;屋根が特徴的です

8月5日(火)

 7日目。昨日休養日にした甲斐があり、今日は朝から見事に晴れた。忠別岳避難小屋から、忠別岳を通り、白雲岳避難小屋横のサイト地までの山行であった。サイト地では甲南大学のメッチェンパーティー・神戸大学・大阪市立大学などなど、北海道なのになぜか関西勢が集結した。また、ドイツから一人で来たという青年にも出会い、主将が果敢に話しかけていた。


忠別沼;熊出没ポイントでしたが、きれいでした

8月6日(水)

 8日目。白雲岳周辺の赤岳・緑岳などをピストンして、その後いよいよ北海道最高峰である旭岳へと向かった。旭岳山頂への最後の道はかなりの急坂で、登る時も苦労したが、それ以上に下る時は大変であった。私達が登る時すれ違った外国の女性は、尻餅をつきながら下っていた。山頂では、1970年代を思わせるファッション(ロン毛にジーンズ・ジージャン、そして革靴)をした謎の男の人がウロチョロしていた。写真を頼んだら、「やっぱ俺?しょうがねえなあ」と嬉しそうに絡んできた・・・。今日は旭岳裏でサイト。


その男の人が撮ってくれた写真


その男の人と一緒に記念写真を撮りました。

8月7日(木)

 9日目。いよいよ今日が最終日。旭岳裏を出発して、黒岳・桂月岳を通り、ロープウェイで下山。ロープウェイの駅にはシマリスがたくさんいて、少し見飽きてしまうほどであった。コースタイムが短かったため、昼過ぎには下山した。もう少し山にいたいような、名残惜しさを感じた。


下山後、層雲峡にて

その後・・・

 層雲峡で温泉に入った後、バスで旭川へ。打ち上げをし、夜の旭川は寒いのでカラオケボックスでサイト!?旭川ラーメンの代表格である「山頭火」に行くのを楽しみにしていたが、なぜか21時頃には既に店が閉まっていた。
  翌日からは各人それぞれで、レンタカーを借りて旅する者あり、札幌見物をした後フェリーで大阪に戻る者あり・・・。長いようで短かった夏合宿の終わりを、それぞれが満喫していた。


>>2003年度前期活動記録へ戻る